肩こりについて
肩こりの原因
肩こりの状態になった場合には、正しい原因と症状を理解しておくとよいでしょう。
◆頭の位置
肩こりの原因の一つは、頭の位置にあります。通常人間が歩いているときや座っているときは、肩こりになる事はありません。ですが、猫背のように頭が前に出ている状態の時は、重たい頭を支えている首から肩の筋肉が頭を支えるため大きな負担になります。
◆前のめりの姿勢
その他にも、前のめりの姿勢がこりを誘発することがあります。前のめりの姿勢が続くと、首から肩にかけての筋肉が伸びた状態になり、その部分の血流がとても悪くなり、その結果こりが生じるようになります。
ちなみに、人間の頭の重さは体重の10分の1ほどと言われています。体重が60キロの人は6キロほどの重さになるでしょう。肩の筋肉がその重さを長時間にわたり支えているため、痛みが生じる理由となるのです。
肩こりの症状
肩こりの症状は、初期の段階では急激な痛みが生じる事はなく、どことなく肩から首にかけての筋に違和感がある状態で、叩いてもらうと少し和らぐことが多いです。
しかし重症化すると、肩に痛みが生じるようになります。
それに加えて、頭痛が発生する場合も少なくありません。場合によっては、目が疲れることもあります。視界がぼんやりしたり、しばらく目を閉じていないと目が痛くなることもあり得るでしょう。
五十肩について
肩こりでお困りの方は多くいらっしゃると思います。50歳頃から気になり始める五十肩は、名前の通り50代以降に多く見られるようになる病気です。腕の上げ下げや肩の動きに問題が起こり、日常生活に支障をきたすのが五十肩の特徴です。
五十肩の原因と症状
五十肩の原因は加齢により肩関節の組織が硬くなることで、炎症が発生して痛みや可動域の制限といった症状に繋がります。
加齢で硬くなった肩関節は、無理に動かそうとすることで余計に炎症が生じやすくなりますが、五十肩は普通の肩の使い方でも炎症が起こってしまうのが問題です。
そして、痛みから肩の使い方が変わり、可動域が小さくなっていく悪循環に結びつきます。肩をかばって動かさないようになると、肩関節の組織に癒着が生じて悪循環が加速します。
血流低下も悪化の原因に…
血流の低下も悪化要因の1つですから、痛みに気がついたら早めに五十肩を疑い、必要に応じた治療を始めることが重要です。痛みは早めに抑えるのが肝心ですが、安静にしている期間はなるべく短い方が望ましいです。
五十肩には肩関節の変形、軟骨のすり減りや腱の断裂といった類似の症状を引き起こす病気が存在しますが、これらは原因が異なるので区別されます。正確には原因が1つか複数かによって、五十肩かどうかが決まります。
五十肩の見極め方
一般的に広く知られている症状はシャツやスーツに腕を通しにくい、ボタンを留めたりネクタイを締めるのが難しいなどで、早めに気がつくヒントになります。
四十肩について
四十肩の原因と症状は十人十色であり、主に老化が要因だと考えられていますが、明確な理由は判明していません。症状に関しても、激しく体調不良が出る方もいれば時々四十肩の悩みが出る程度といった方もいます。
様々な症状
四十肩の症状が出るタイミングも、まさに十人十色です。髪型をセットする時や電車やバスでつり革をつかむ時に、肩関節に違和感や不快感が出るケースもあれば、着替えやお風呂の時に生じるケースもあります。
肩周辺が重いと感じる比較的軽い症状で済むパターンもあれば、肩を少し動かすだけでも痛みを強く感じるパターンもあり、一口に四十肩といっても感じ方は人それぞれです。四十肩と呼ばれていますが、四十代になったら全員が発症する問題ではありません。
多くの場合は、何か上半身を動かす作業をした時に症状があらわれますが、深刻な事例だと寝ている時や何もしていない状態でも、痛みが走り我慢できないレベルの不快感が出ます。
当院では、独自の手技による施術で肩こりなど辛い症状に根本からアプローチすることで早期改善を目指します。また、改善した症状が再び再発しないよう改善法をご提案します。辛い症状を我慢せずに、お悩みの方は一度お気軽に当院にご相談ください!