頭痛について
頭痛は、痛みや痛む場所、その強さによって原因と症状を分けることができます。
片頭痛
頭の片側だけ痛む片頭痛は、主に血管が拡張するに従って痛みを感じるのが特徴になります。血管拡張に伴い、三叉神経が刺激を受けて炎症物質を生み出し、更に痛みの悪循環に陥るのが片頭痛です。
きっかけはストレスや寝不足、疲労感など多岐にわたりますが、強い光や音に誘発されるケースもあります。
緊張型
筋肉が緊張することで痛む緊張型は、頭の側面や肩、首の筋肉が何らかの理由で緊張し、血流が悪化すると発生します。
様々な原因と症状
緊張型頭痛の原因は主に精神的・肉体的ストレス、または長時間同じ姿勢をとること等が挙げられ、症状としては頭重感や締めつけられるような痛みを感じるものがあります。
中には心の病が引き金になるケースも存在するので、必ずしも筋肉の緊張だけに留まるわけではありません。身体を積極的に温めたり、気分転換でストレスを発散するのが得策です。
片頭痛の場合は、血管を拡張させ痛みが増すため身体を温めることは控えた方が良いでしょう。
しかし、本当に危ないのは突然何の前触れもなく起こる、殴られるかのような頭痛です。こういった頭痛はくも膜下出血や脳出血、脳腫瘍などの原因が引き金になることがあるので、手足の不自由さや言葉のもつれなどを感じたら注意が必要です。
顔面神経麻痺について
症状
顔面神経麻痺を経験したことがある方もおられると思います。顔面神経麻痺の症状としては、ときに突然、顔の一部分あるいは半分が自分の意志で動かせなくなります。
原因
原因は、耳の骨や耳下腺を通り顔に到達する顔面神経が圧迫されたり、ウイルスにおかされるためです。表情を動かす顔面神経に障害が生じて、表情筋が動かせなくなります。
顔面神経麻痺の様々な原因
原因を大きく分けると中枢性と末梢性になり、中枢性は脳出血や脳梗塞などのおそれもあります。一方の末梢性はヘルペスウイルスの活性化や筋肉のコリなどで起こります。
鍼灸治療
筋肉のコリは鍼灸疾患、つまり鍼灸治療の適応症です。顔の神経や神経管の近くに鍼を打つことで、周辺の血流が改善して麻痺からの回復が期待できます。
加えて灸でも血の流れが良くなり、変性タンパク質による好影響も考えられます。重度の麻痺から、鍼灸治療により完全に回復した例も報告されています。
眼精疲労について
眼精疲労は目の疲労感、酷い場合は目だけでなくて身体の至る所に症状が出る病気です。
原因は様々ありますが大きく分けるとすると3つの原因に分類されます。
眼精疲労の3つの原因
1. 無理をして見ることで疲労が目の筋肉に蓄積
視力が悪く眼鏡やコンタクトを使っている人に要注意で、度数が合わないと負担をかけます。
また、若者を中心に多くなってきたドライアイも目の異常でなる眼精疲労の原因の1つです。
ドライアイは涙が出にくくなる病気で、涙が出なくなることで目の表面の保護が剥がれてしまい文字が読みづらくなったり痛みが出たりします。
2. 作業をする環境が悪い
例えばスマートフォンやパソコンを長時間行っている人に多い原因です。
それ以外にも紫外線や夏に当たるエアコンを真正面から受けて目に当たることで目が乾いて眼精疲労の原因になります。
3. 目ではなく身体の全身に異常が出ている
ストレスを溜め込んでいる場合はストレスに深く関わりがある自律神経に異常が出ることで涙が出にくくなったり、瞬きが少なくなり結果として眼精疲労に繋がる可能性が出てきます。
また、目が原因ではなくて高血圧や糖尿病など他の病気に誘発される可能性もあります。